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軍艦に搭載されている様々なレーダー機器。代表的なのは敵機やミサイルを察知し攻撃を行うというものが搭載されているのですが、韓国ではレーダーの老朽化が目立ち故障が相次いでいると報じられています。

韓国の新聞社『ヘラルド経済』によると、韓国の国会議員が公表した資料として2010年から現在までの5年間に海軍で故障したレーダーの回數は238回に達したと報じています。

韓国海軍でレーダー故障が多発、5年で238回=韓国ネット「ま...:レコードチャイナ

これは先日から行われている海軍本部の国政監査で明らかになったもので、セヌリ党のソン・ヨングン議員によると何れも韓国海軍保有の地上レーダーで106件、潜水艦レーダー21件、艦艇レーダー111件の故障が報告されました。

韓国軍は2010年に発生した天安艦爆沈以降、潜水艦などで海上標的の位置を検出する対艦レーダーと航海レーダーの新型を開発したものの、一方で古いレーダーが未だ改修されず使われ続けているとし、故障も老朽化が原因とするものが多いとし、新型レーダーの開発が必要だと主張していとのことです。

この回数が多いのか少ないのかは判断が難しく、例えば海上自衛隊であったとしても私達一般人がこの手の情報を得ることは難しいのではないかと思います。


ただ、韓国海軍ではここ最近、レーダー以外でも艦艇の不具合や欠陥が相次いでおり例えば2012年に進水したばかりの救助艦「統営(トンヨン)艦」の場合、沈没船など海底の様子を確認するソナー(音波探知機)が何故か40年前から漁船向けに市販されている魚群探知機だったことが判明しています。他のミサイル艇では搭載されている主砲に欠陥があり兵士が負傷している他、就役前のテスト試験ではレーダー画面が消えるなどエンジンを含む61箇所の不具合が確認されています。

また艦対空ミサイルが発射後まもなく爆発したり海水により魚雷発射管のベアリングが腐食した結果、稼働しないという故障も報告されています。

何れにしてもこのような不具合が相次いでいるのは陸・海・空軍内の腐敗が原因ともされており、今年9月には韓国防衛事業不正合同捜査団が防衛事業庁に家宅捜索が行われています。