MQ-9

ジェネラル・アトミックスはMQ-9 リーパーの派生型であるMQ-9Bガーディアンにソノブイを搭載し世界初の無人対潜哨戒機の開発計画を発表しました。

MQ-9 リーパーの開発元であるジェネラル・アトミックスはイギリス海軍向けにMQ-9B ガーディアンにソノブイを搭載した対潜哨戒機としてのUAVの開発を発表しました。

General Atomics: 無人哨戒機「MQ-9 Guardian」にソノブイ機能を搭載へ - Technobahn

MQ-9B ガーディアンはアメリカ国境警備局(CBP)が主に海上からの密輸や密入国者の監視に使用している海上監視用を行う無人航空機で、MQ-9 リーパーに合成開口レーダー及び光学・電磁情報収集センサーを搭載しています。
これまで2機しか製造されていないという派生型なのですが、MQ-9B ガーディアンに海中を監視できる対潜水艦用音響捜索機器いわゆるソノブイ を投下できる能力を付与し世界初の無人対潜哨戒機としてイギリス海軍に引き渡される計画があるそうです。

▼MQ-9(対潜哨戒機)
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具体的な性能面は明らかになっていないものの、MQ-9B ガーディアンにソノブイ格納用ベイを数基搭載し、ソノブイは有人航空機と同じように海上にて空中投下し得られたデータを地上ステーションへ送信するという機能が新たに加えられるとしています。
ただ機体サイズの関係で対潜哨戒機としての能力は限定的で現在の有人機が全て無人機に置き換わるものではないと考えられます。

各国の有人対潜哨戒機は中型旅客機サイズの機体となっており日本では海上自衛隊がP-3Cというものを69機を運用しています。

▼対潜哨戒機P-3による索敵