AIDA

米航空宇宙局(NASA)及び欧州宇宙機関(ESA)は共同で小惑星に衝突体を衝突させ軌道がどのように変化するのか確かめる実験が行われる見込みです。

小惑星ディディモスを周回する小さな衛星「ディディムーン」。米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は、この小惑星に宇宙船を衝突させて、その軌道を変更させるミッションに取り組んでいる。

WIRED.jp
太陽系を周回する小惑星。しかし、過去には地球に衝突したことでそれまで何億年も生息してきた種が根絶やしにするなど地球全体の環境を激変させる威力があります。生命にとっては潜在的な脅威になっている小惑星の衝突を回避することはできるのか、米航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)は2020年にもその実験を行う衛星を打ち上げる計画です。

これは「AIDA」(Asteroid Impact & Deflection Assessment)というミッションのようで、2020年に実験の対象となる小惑星に向け詳細な観測を行う探査機「AIM」が送り込まれます。送り込まれるのはディディモスという直径750mの小惑星で直径160mの衛星ディディムーンを従えています。
観測は2022年10月には終了しその後、衛星ディディムーンに対し質量300kgの衝突体「DART」(Double Asteroid Redirection Test)を秒速6kmという速度で打ち込み特に軌道がどう変化するのか詳細な観測が行われるとのことです。



同様の研究としてはこれまで彗星に衝突体を激突させ組成を調べるという実験が行われたものの彗星の軌道がその後どのように様に変化したのかまでは調べられていなかったようです。

何れにしても直径160mの衛星が衝突でどの様に変化するのか。地球に対し脅威のある小惑星に対し、物体を打ち込むことで回避できるのか、それとも某映画のように小惑星に核爆発で軌道をそらす必要があるのか。いくつかあるこの手の方法についてまずは最も簡単で理解も得られやすい実験が行われようとしています。


ちなみに、アメリカでは軍事目的で保有している核兵器の削減についてその一部を対小惑星兵器として再利用する案が2014年に明らかになっています。
参考:小惑星破壊兵器、開発検討か―アメリカ : ZAPZAP! 
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