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中国共産党が行なっているネット検閲。特定の語句が検索できなかったりウェブサイト自体を閲覧できなくなするというものなのですが、最近『金三胖』という語句が検閲の対象になったと報じられています。

国内の複数メディアによると、今月13日前後より中国の検索サイトにて「金三胖」の語句が検索できなくなっていると報じられています。

神戸新聞NEXT|全国海外|国際|「金太っちょ」検索不能に

記事によると金三胖は中国では『金家 3代目 太っちょ』という略語からなる北朝鮮の金正恩第1書記を示す隠語として用いられているらしく、先日9日北朝鮮で中国の要人と会談したことを受け中国当局がネット検閲の強化した結果検閲の対象となったとされています。

この語句については金正恩第1書記が就任してまもなく中国のネットユーザーらが使い始めていたとのことです。


実は同じよう語句が検索できない事態は9月にも発生しておりその語句とは「クマのプーさん(小熊維尼)」でした。理由は先月3日に行われた抗日70週年の軍事パレードにてサンルーフから上半身を出した習近平氏の姿がクマのプーさんのおもちゃに似ており、中国版ツイッターで話題になっていたことが原因とされています。

中国とネット検閲

中国で行われているネット検閲について語句としては文化大革命、大躍進、毛沢東、天安門事件など政治や民主主義に関するものが多く、ウェブサイトについては香港や台湾、アメリカなどのニュースサイト、Youtube、Twitter、Facebook,Google全般、Wikipedia、そして国内外の各種ブロクサービスなど複数に渡っています。(参考)

また中国共産党により中国で販売される全てのパソコンには検閲ソフト『緑バ・花季護航』(綠壩·花季護航)がプリインストールする義務を発表し実施していたことがあります。これは国民の反発により停止される2009年の5月~7月のわずかな期間に実際に導入されいたものです。
このソフトもネット検閲と同じような効果を発揮する一方、画像検索でも検閲が入る仕組みになっています。特に肌色成分が多い画像(要はアダルト画像)がその対象となっており、例えば日本のお相撲さんやアメリカのバスケットボール選手は検索できない他、毛沢東の肖像画もこれに引っかかるという残念すぎる精度になっているとされています。