
中国国営の中国中央電視台(CCTV)はGP-1 155mmレーザー誘導砲弾という動く目標も破壊することができるという砲弾の生産ラインを公開しました。
銃やその他の戦車砲にも同じことが言えるのですが、基本的にこの手の銃弾や砲弾というのは撃ち出した後はそのまま向きをかえることなく飛んでいきます。しかし1980年代から特に大型の砲弾にミサイルと同じようにGPSやレーザーなど各種センサーを取り付け高いとは言えなかった命中精度を上げた砲弾が誕生しました。
今回CCTVが紹介したのはその中でも戦車のような車両タイプの自走榴弾砲やトラックなどで運び運用する牽引式榴弾砲から撃ち出される大型の砲弾『GP-1』と呼ばれるレーザー誘導砲弾になります。
▼GP-1 155mmレーザー誘導砲弾

Photo:中国網

Photo:中国網
▼翼を展開したGP-1(参考資料)

ぱっと見た感じではミサイルのように見えるのですが砲身から打ち出される砲弾です。この砲弾の運用については砲撃を行う現場付近に観測班を派遣し砲弾が命中する数キロkm前までにターゲットに対しレーザーを照射し続ける必要があります。その装置については500~5000mの位置から運用可能な三脚のついたレーザー装置とのことです。
中国のGP-1についてはロシアが開発したレーザー誘導砲弾『ZOF-39クラスノポール』が元になっています。同じような砲弾はアメリカの『カッパーヘッド誘導榴弾砲弾』がある他、近年ではアメリカがレーザー照射を必要としないGPS誘導砲弾『M982 エクスカリバー』を開発(2007年に初の実戦使用)。さらにイギリスの大手軍需企業BAE Systemsは従来型の無誘導砲弾に精密誘導機能を付与するキット『Silver Bullet precision guidance kit』を発表し実験に成功しています。(参考)
ちなみに、アメリカが開発したGPS誘導砲弾『M982 エクスカリバー』については1発あたりの製造コストは120万円となっています。
今回CCTVが紹介したのはその中でも戦車のような車両タイプの自走榴弾砲やトラックなどで運び運用する牽引式榴弾砲から撃ち出される大型の砲弾『GP-1』と呼ばれるレーザー誘導砲弾になります。
▼GP-1 155mmレーザー誘導砲弾

Photo:中国網

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▼翼を展開したGP-1(参考資料)

ぱっと見た感じではミサイルのように見えるのですが砲身から打ち出される砲弾です。この砲弾の運用については砲撃を行う現場付近に観測班を派遣し砲弾が命中する数キロkm前までにターゲットに対しレーザーを照射し続ける必要があります。その装置については500~5000mの位置から運用可能な三脚のついたレーザー装置とのことです。
中国のGP-1についてはロシアが開発したレーザー誘導砲弾『ZOF-39クラスノポール』が元になっています。同じような砲弾はアメリカの『カッパーヘッド誘導榴弾砲弾』がある他、近年ではアメリカがレーザー照射を必要としないGPS誘導砲弾『M982 エクスカリバー』を開発(2007年に初の実戦使用)。さらにイギリスの大手軍需企業BAE Systemsは従来型の無誘導砲弾に精密誘導機能を付与するキット『Silver Bullet precision guidance kit』を発表し実験に成功しています。(参考)
ちなみに、アメリカが開発したGPS誘導砲弾『M982 エクスカリバー』については1発あたりの製造コストは120万円となっています。