メタン

アメリカ西海岸の海底500mで見つかったこちらの泡。泡の柱は180mほどに伸びているそうなのですが、実はこの泡の正体は海底から解け出したメタンでした。

 

BusinessNewslineによると、アメリカ西海岸カナダと接するワシントン州とその南側にあるオレゴン州の沖合で大量の泡が出ていたことについて、ワシントン大学が行なった調査結果によるとこの気体はメタンガスであることが分かったと発表しています。

ワシントン州の沖合の海底からバブルが噴出、地球温暖化で気化したメタンガスと判明 - BusinessNewsline

これは学術誌を通じ発表された論文によるもので、研究チームによると地球温暖化による海水温の上昇により固体化したメタンが自然融解しているとしており、過去の調査でこのエリアを含む北東北米大陸の大陸棚にはメタンハイドレートと呼ばれる固体化したメタンが豊富に存在していることが確認されています。数にして168ヶ所で融解など特に不安定になっているのは14ヶ所とされています。

メタンハイドレート

メタンハイドレートについては日本近海でも大量に存在していることが確認されており将来のエネルギー資源の1つとして利用が注目されています。しかし、原油に比べ採掘が難しく現代の技術でも採掘されたメタンハイドレートよりも採掘に必要なエネルギー量のほうが大きいなどの理由から商業化には至っていません。

自然のメタンハイドレートは低温かつ高圧の条件下で存在する白い固体で、溶け出した気体は二酸化炭素の20倍の温室効果があることからこれにより海水温が上昇しさらに他のメタンハイドレートが溶け出すという悪循環に繋がる可能性があると予想されています。