B-2

現在配備している戦略爆撃機に代わる次世代戦略爆撃機の開発計画 『LRS-B計画』について航空大手ノースロップ・グラマンのステルス爆撃機を選定したと発表しています。写真はB-2爆撃機

現在米空軍が配備している戦略爆撃機というカテゴリーに属する機種、B-52 ストラトフォートレスとB-1 ランサーの後継機種の開発を目指す計画「Long Range Strike Bomber (LRS-B)」についてノースロップ・グラマンが提唱する機種を選定したとしています。

米国防省、次期戦略爆撃機にNorthrop Grummanのステルス機を選定 - Technobahn

LRS-Bについてはボーイングとロッキードマーチンの企業連合も参加していたのですが、結果としてノースロップ・グラマンを越える物ではなかったとして選定から外れる形になったとしています。

この計画は1機あたり5億5500万ドルを想定した次世代爆撃機の開発を目指すもので、最終的に80~100機前後の実戦配備を行うとしています。ただし空軍側がどのような仕様や性能を求めているのかは明らかになっておらず、予想ではステルス機能は当然として有人及び無人で操縦可能で4万ポンド(18トン)の爆弾搭載量が求められるとされています。



ノースロップ・グラマンについては戦略爆撃機B-2スピリットを開発しているものの、製造コストは1機あたり2,000億円ともいわれて配備数はわずか20機になっています。(世界で最も高価な航空機としてギネスブックに登録されている)

そのノースロップ・グラマンが製造する次世代爆撃機はどのようなものになるのか。少なくともB-2よりも安価な航空機になることは間違いないのですが公開されていない機体形状がどのようなものなのか注目を集めています。後継機にあたる次世代爆撃機は2024~26年に実践配備されるとも言われています。