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映画「エネミーライン」でもおなじみ、現在米海軍の主戦力となっている艦載機『F/A-18E/F スーパーホネット』について2040年をもって全機退役させる計画を明らかにしています。

艦上戦闘攻撃機と知られる旧マクドネル・ダグラス(現ボーイング)が開発したF/A-18A-D ホーネットの発展型F/A-18E/Fスーパーホーネットについて、米海軍は従来の発表されていたとおり2040年をもって全機退役の方針を改めて発表していると報じられています。

F/A-18E/Fスーパーホーネットはアメリカでは空母艦載機としてアメリカ海軍が運用している機体なのですが、オーストラリアではその性能の高さから陸上の空軍機として運用されており、日本でもオーストラリアと同じように「第4次F-X」では候補機の1つとして名前があがっていました。またF/A-18の派生型についてはオーストラリア以外でも6カ国が空軍で運用が行われています。

F/A-18E/Fスーパーホーネットの後継機は現在開発と試験が進められている艦載型F-35Cで、世代交代を図りながら徐々に配備機数を削減しつつ最終的にF-35Cがその全てを担うことになります。

▼F/A-18E/Fスーパーホーネット(中央)とF-35C
F-35C Sea Trials

F/A-18E/Fスーパーホーネットの初飛行は1995年、その元となったF/A-18 ホーネットは1978年に初飛行した機種で対空、対地、対艦というありとあらゆる目標を攻撃できるマルチロール機です。
派生型も多種にわたっており、ミサイルを開閉式のベイに納めステルス性を高めた『アドバンスド・スーパーホーネット』という機体や、燃料価格高騰やバイオエタノールが話題となった頃はバイオ燃料を使うことができるとう『グリーンホーネット』なるもの発表していたこともあります。