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食品の中に異物が混入する出来事は日本でも毎年数回発生し大きな話題になることがあります。その度に企業体質や対応が問題になることも多々あるのですが、中国のレストランでは料理に虫が混入していたことについて「食べても問題ない」などと説明したことが大きな話題となっているそうです。

中国メディア華西都市報は今月10日、四川省成都市のレストランで出された料理に虫が混入しており、その時の店側の言い分があまりにひどかったと報じています。

中国のレストラン、虫混入にも反省の色なし=激怒する客をし...:レコードチャイナ

記事によると、出来事があったのは今月9日市内の中華レストランです。この店に友人と2人で訪れ、料理を注文したところその料理の中にある虫が入っていたことがわかったといいます。その虫とはウジ虫のような形をしており、それを見た友人はあまりの気持ち悪さにトイレで吐くほどだったといいます。

食べ物の中に異物が混入してしまうことは100%防ぐのは難しいものの、それを提供してしまった側の対応は様々なものがあります。
このレストランはその後料理を作り変えるとしたものの、店員の態度からはまったく反省している様子が無かったとのことです。その為客の男性は「料理はもういい!関連部門に相談して賠償を求める!」と口調を強めたところ店側は「どうぞお好きに」と言い返したとのことです。

その後、男性の通報により出来事が明るみになり、現地メディアがこのレストランに取材を行なったところ従業員からは「食材は朝購入したばかりで、洗った後に冷蔵庫で保管している。なぜ異物が混入したのかはわからない」としており、混入していたのはウジ虫で間違いないのかという質問に対しては「ウジ虫ではないと思う。それに、たとえウジ虫を食べても害はない」などと話していたといいます。

レストランの厨房についてはどのような環境で料理されているのか想像するしかない店もあるのですが、今年9日中国で有名な火鍋チェーン『黄記煌(黄记煌)』に潜入取材した記者によると飛び交うハエを素手や調理器具でつぶし洗うことなくそのまま調理を始めたり、床拭きで調理台を拭くなど劣悪な衛生状態だったことが明らかになっています。(参考)