image_23

NASAが地球上での災害現場で使用するロボットとして開発した「ヴァルキリー」について、将来火星でも使用できるようにマサチューセッツ工科大学及びノースイースタン大学と共同で開発することになったと報じられています。

アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、2013年に開発されたヒューマノイド『R5』、通称ヴァルキリー(Valkyrie)についてマサチューセッツ工科大学コンピュータ科学・人工知能研究所(CSAIL)、及びノースイースタン大学にそれぞれ1体ずつ提供しさらなる能力向上を図る計画を発表しました。

火星を目指すロボット「ヴァルキリー」:NASAとMITが開発 « WIRED.jp

ヴァルキリーは身長190cm、体重125kg。NASAは有人火星探査を行う前にロボットを使用し居住環境の整備を行うとしており、その作業をこのロボットで行おうと考えています。特徴は頭部、腹部、前腕、膝、爪先にカメラが内蔵されており腹部にはソナーを内蔵。頭部には空間を認識することができる各種センサーが搭載されています。また腕や足などそれぞれのパーツが簡単に取り外すことができるようになっており、故障の際の迅速な交換が可能になっています。



ヴァルキリーは元は2013年にジョンソン宇宙センターの55人の職員により開発されたロボットでNASAによるゼロの状態からわずか9ヶ月で開発したというものになります。これは同年12月に開催されたる国防高等研究計画局(DARPA)主催のロボット競技大会「DARPA Robotics Challenge」(DRC)を目指し進められたものになります。
DRCでは日本の東京大学発ベンチャー企業である「SCHAFT」(後にGoogleに買収される)が32点満点中27点を獲得しトップの成績を収めたのですが、参加チーム16チームのうち9チームは10点以下でNASAのヴァルキリーにいたっては0点という結果に終わっています。(参考)

それ以降ヴァルキリーは公の場に出ることはなかったものの今回2年ぶりに続報が伝えられることになりました。NASAによると今後資金提供や技術支援を行いマサチューセッツ工科大学及びノースイースタン大学と開発を進め2年後を目標に火星ミッションに耐えうるヒューマノイドを開発するとしています。