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商業宇宙旅行を目指しロケットと宇宙船を開発しているアメリカの宇宙ベンチャー『ブルーオリジン』は自社が開発した再利用型ロケット及び宇宙船の打ち上げ試験を実施しそれぞれを地上に帰還させるという人類史初の偉業を成功させました。

海外の複数メディアによると、アメリカのブルーオリジンは現地時間23日、再利用可能なロケット及び宇宙船『ニューシェパード』のそれぞれを地上に帰還させる実験に成功したと発表しています。

Blue Origin: 完全再利用可能型ロケットの実飛行試験に史上初めて成功 - Technobahn

ブルーオリジンによると23日の試験では宇宙船ニューシェパードを『カーマン・ライン』、高度100kmを超える100.5kmへ打ち上げることに成功し、またこの打ち上げたロケット本体についても設定された着陸場へ垂直着陸させることに成功しました。
実はこのように固体ロケットブースターを除くロケット本体を地球に再び帰還させるという飛行に成功させたことは人類初ともいわれており、文字通り『史上最初』の実験飛行成功となりました。



ブルーオリジンの宇宙船打ち上げシステムとなるロケット本体はBE-3(液体酸素、液体水素)エンジン1基からなる1段で構成されており発射後は一般的なロケットのように宇宙を目指します。先端には6人乗りの宇宙船「ニューシェパード」が搭載されており宇宙空間(およそ地上100km地点)で切り離します。宇宙船は弾道軌道を描き無重力体験をした後パラシュートを使い地球に帰還します。
一方、ロケット本体は宇宙船切り離し後、キノコのような傘を広げエアブレーキによる減速を行いつつ発射場まで垂直状態で落下していきエンジンを再起動。逆噴射をかけ着陸脚を展開し軟着陸を行います。

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 宇宙ベンチャー「ブルーオリジン」はAmazon.comの設立者、ジェフ・ベゾス氏により設立されたもので宇宙旅行を目指しこのニューシェパードのような民間人を対象とした宇宙開発から最近ではケープカナベラル空軍基地の発射台跡地を購入しユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)と共同で新型の大型ロケット『ヴァルカン』の打ち上げ計画しています。

ヴァルカンはアメリカで衛星等の打ち上げに使用されているアトラスVとデルタIVを一本化した事実上の後継機となっておりメインエンジンはブルーオリジン製のBE-4が採用されておりこれは液体酸素と液化天然ガスを燃焼させる初のエンジンとなっています。
また打ち上げコストの削減対策として打ち上げたロケット本体からエンジンのみを切り離し地球に帰すという設計になっており大気圏内を降下中のエンジンを大型ヘリコプターで空中キャッチし部分的な再利用を行います。これによりエンジンのみの製造コストは9割ほど削減できるとされています。(参考)