
数年前よりアニメで描かれる地域が実際に存在する地域とコラボし町興しをしたりイベントを開催するということが行われることが多くなっています。しかし、アニメ「のうりん」の舞台となっている岐阜県美濃加茂市の市観光協会があるポスターを掲載したところキャラクターが不快だとして批判が相次いだとしています。
アニメ「のうりん」とコラボしたスタンプラリーを実施している岐阜県美濃加茂市の市観光協会。公式ツイッターで同アニメの巨乳キャラクターを使ってイベント告知をしたところ、「女性の目から見て不愉快だ」「セクハラだ」などとの批判が相次ぎました。岐阜県内では以前から献血キャンペーンなどで使用されていたキャラだっただけに、観光協会側は困惑しています。「のうりん」という作品は元はライトノベルという小説で昨年にアニメ化されたものなのですが、この作品の舞台になっているのが岐阜県美濃加茂市です。この作品に合わせ同市ではアニメのファン向けにスタンプラリーを過去に何度か行っているものの、今回の開催に向け作成されたポスターに描かれたキャラクターが「女性の目から見て不愉快だ」「セクハラだ」などとツイッターなどで批判が寄せられているとのことです。
Yahoo!ニュース
記事によると、まずこのポスターをはじめ過去ののうりんのキャラクターが描かれたイラストは制作会社が作ったデータであり市が作成したものではないといとしています。また同市は作品を通じて同市を知り海外からも観光客が来るようになったということで観光誘致として利用しているだけで「これでは子ども連れや家族で参加できない」などとするツイッターの批判や反応については「実際にスタンプラリーに来られるのはのうりんのファンの方々になるので、一般の方が来るという前提ではないんです」とも反論しています。
また今回の同じデザインについては記事にも書かれているように、日本赤十字社(岐阜県赤十字血液センター)が行った「のうりん×献血」という献血イベントで使われたものと同じであり、なぜ今回問題になったのか困惑している様子です。

岐阜県赤十字血液センター 『血液センターからのお知らせ』より(自主規制により画像に処理をかけています)
ネット上の反応については様々なのですが、こういったものに理解が示されやすい2ちゃんねるでも「やりすぎだ」「社会常識がなさすぎる」など否定的な意見が目立っている状態です。
もともとこの作品にはこの手の表現が多いことは知っていたのですが、それを理解した上でもこのデザインはちょっとパンチがありすぎる思います。それがツイッターに書き込まれれば良い方向にも悪い方向にも炎上することは今や『お約束』になっています。
岐阜県赤十字血液センターによると「(イラストについて)女性職員らと検討重ねた」などとしてるのですが、検討が必要なデザインであるのであればそもそも使わないほうがいいというのはどうやらここ最近の流れのようです。