気候変動枠組条約第21回締約国会議（COP21）は2020年以降の新しい温暖化対策として各国との話し合いが行われているのですが、韓国の電源構成について再生可能エネルギーの占める割合がわずか1.1%にすぎないことが分かったなどと韓国メディア聯合ニュースが報じています。

韓国の再生可能エネルギー、ほぼゼロ＝韓国ネット「それでCOP...：レコードチャイナ

記事によると経済協力開発機構（OECD）加盟、34カ国それぞれの再生可能エネルギーの占める割合は平均で9.2%となっており韓国の1.1%という数値は加盟国の中では最下位だとしています。韓国における再生可能エネルギーについて、この『1%』という数値は1990年から25年に渡りほとんど同じで経済成長とエネルギー需要の増加の一方で安価な石炭火力発電所が建設され続けた結果だと指摘もあるそうです。


日本の場合は再生可能エネルギーの割合はここ数年10～11%に収まっており水力を除く再生可能エネルギーは2%前後です。欧州は逆に水力が少ない分、風力や太陽光といった再生可能エネルギーの割合が高くドイツやスペインでは約20%ととなっています。
再生可能エネルギーについては欧米や中国では毎年右肩上がりに導入が進められているのですが高価なエネルギーになることもあり、地理的な条件も必要なことから導入には慎重な国も存在しています。

COP21ではどのような枠組みとなるのか注目されているのですが、私達としては電気そのものをなるべく使わないような生活を徹底することから始めて行くといいのかもしれませんね。