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中国メディアによると、中国人観光客が旅客機内で「荷物の中に爆弾が入っている」などと客室乗務員に伝えたことが理由により約20万円の罰金を言い渡される判決があったと報じられています。

中国、上海の情報サイト『東方網』によるとマレーシアに旅行していた中国人観光客が「荷物の中に爆弾がある」などと言った男に対して現地の裁判官が5日間の拘留と7000リンギ(約20万円)の罰金を言い渡したと報じています。

「手荷物の箱の中には爆弾が入っている!」=中国の国内便で...:レコードチャイナ

記事によると、男は先月30日マレーシアのクアラルンプール国際空港で北京行きの旅客機に乗り、離陸前に客室乗務員に対し「荷物の中に爆発物がある」などと話していたといいます。結局これが元となり男性の荷物を確認するため爆弾処理班が出動することになり旅客機の離陸に遅れがでたというものです。

裁判では男側の主張として『荷物が重いのは爆弾が入っているから』などと話したことは事実として認めているのですが、『爆弾』という言葉を使ったのは荷物が重いことを表現したかっただけで『ジョーク』だと主張。検察側は「乗客やスタッフに恐怖を与えフライトを遅延させた」と主張しました。
結果、裁判官は「旅客機内で爆弾があると話すことは決して面白いジョークではない」と述べ男性に対し5日間の拘留と7000リンギ(約20万円)の罰金を言い渡したとのことです。


なぜ男性が『爆弾』と表現したのか。理由は不明なのですがこれまでも中国人が「爆弾」などと表現した例がいくつか報告されており、例えば今年10月には中国の国内線で客室乗務員が機内に持ち込まれた大量の荷物に対し注意したところ乗客が腹をたて「箱の中には爆弾が入っている」などと口にしたことで結果的に離陸が1時間以上遅れことによる刑事拘留処分が言い渡されています。(参考)