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深刻な大気汚染が続く中国。主に人口と富が密集する沿岸部を中心に大変なことになっていると報じられているのですが、中国のとあるレストランでは大気汚染対策に導入しその費用を客に請求し始めたと話題になっています。

13日、中国の深刻な大気汚染問題に国内外の関心が集まる中、江蘇省張家港市のレストランが消費者に要求した「空気浄化費」が物議を醸している。

Record China
中国国営通信社『新華網』が伝えた内容として、江蘇省張家港市のとあるレストランが客1人に対し1元(20円)の追加料金を徴収していたとして当局から改善命令が出されたと報じています。

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Photo:新华网
記事によるとこのレストランは質の高い食事環境を提供するために空気洗浄装置を8台を導入したとし、稼働にかかる費用を補うため客に追加料金の徴収を始めたとしています。しかし当局は「良好な食事環境の提供は飲食業者の義務」としレストラン側に徴収を止めるよう改善命令を出しました。またレストラン側が入店時に徴収を行っていると示していないこと、また消費者側が空気浄化サービスの提供を受けるかどうか選択できないことも問題視されたとのことです。

このレストランについては中国でも話題になっていたそうなのですが、「空気を吸うのにもお金を取られるの?」というものや「先に店からの説明があったら1元払ってもいい」など肯定的な意見など多くのコメントが寄せられていたとのことです。

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Photo:新华网