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アメリカ国防高等研究計画局(DRAPA)は米海軍の艦艇から飛び立つことができる新型の無人離着陸機「Tern」の開発を進めていると報じられています。この航空機は珍しい『テールシッタ―』という垂直に立った状態で離着陸を行うタイプとなっています。

DARPAが巡洋艦などのヘリコプターデッキを使って離着陸を行うことが可能なテールシッター型の大型UAV(ドローン)「Tern」の開発を進めていることが判った。

BusinessNewsline

開発が進められているのはイージス艦など比較的大型の駆逐艦から離着陸可能なテールシッター型無人垂直離着陸機です。現在の駆逐艦には後部にヘリコプター用飛行甲板と格納庫が設けられている場合があり、任務としては軽輸送や救難、また対潜ソナーを搭載し魚雷を搭載した対潜攻撃も可能という多用途に用いられています。

今回開発されているのはこのヘリコプター用飛行甲板で運用可能が無人機で形状としてはオスプレイのような両側に2基の大型のプロペラを搭載しているのですが、最大の特徴はテールシッター型となっている点です。
テールシッタ―型とは簡単に言うとロケットのように垂直に立った状態で離着陸を行うという垂直離着陸方式で、有人機はこれまで第二次世界大戦から構想、実験機が開発された程度で量産されたモデルは存在していません。

テールシッター型垂直離着陸 コンベア XFY-1


どうしてこのような特殊な航空機にしたのかという点について、まず駆逐艦の飛行甲板は非常に狭く、オスプレイのようなティルトローター機の運用は不可能です。仮にティルトローターが運用出来た場合についても問題が多く、例えば格納庫のスペースの問題でヘリコプターであればブレードを折りたたまれているのですがオスプレイのように有翼の高速機となるとなれば翼を折りたたむ高コストの構造を採用する必要があります。

そのためテールシッタ―型であれば航続距離やスペースの問題、そしてコストの問題でもメリットが多かったものと考えられます。

記事によると今後航空大手ノースロップ・グラマンとエアロバイロメントの2社と契約を結んだ上で最終的にどちらかの試験機を開発する予定とのことです。




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