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旅客機内での喫煙はほぼ全面的に禁止されていますが、先日とある中国人が機内でタバコを吸いたいと言い始め最終的に旅客機のドアを開けるよう怒鳴り散らす出来事があったと報じられています。

中国の航空関連サイト『民航資源網』は、今月中旬タイ・バンコクからプーケットに向かっていた航空機内で中国人観光客が大騒ぎを起こしたと報じています。

「たばこを吸うからドアを開けろ」中国人乗客が機内で大騒ぎ―...:レコードチャイナ

記事によると、この情報は中国版ツイッター微博(ウェイボー)に投稿されたもので、同機は当時天候不順を理由に到着地とは別のスラートターニー空港に着陸し燃料補給を受けていたといいます。しかし、その機内では一人の中国人男性が席を立ち「タバコを吸いたい」などと客室乗務員に対し旅客機のドアを開くよう求めていたといいます。

しかし安全上の理由からこれを拒否したところ男が客室乗務員を怒鳴りはじめたとのことです。その後、この男は他の乗客になだめられこれ以上の問題は起こさなかったとのことです。
この手の問題として今年9月末には飛行中の大韓航空機内のトイレでタバコを吸う中国人が出現しています。この男は客室乗務員が再三にわたってタバコを吸わないよう注意していたもののこれを無視。その後、着陸した韓国の空港にて航空保安法違反の疑いで身柄が拘束されました。

また今年6月にはマダガスカルの首都アンタナナリボにある空港内の非喫煙エリアでタバコを吸っていた中国人を注意されたところ大暴れ。当時パイロットのストライキにより殆ど便が欠航となっており、居合わせた100人あまりの中国人の一部も暴れだすという空港暴力に発展していたとされています。

トイレに灰皿が設置されている理由

ちなみに航空機のトイレには灰皿が設けられているのですが、理由はアメリカ連邦航空局の規定でトイレに灰皿を設置しなければ離陸することができないと定められているためです。もちろんタバコを吸うためではなく隠れて吸う輩に対しあえて適切に処分できる場所を設けているだけでありタバコを吸ってもよいとするものではありません。

スカイマークエアラインズによると同様の問題で機長からやめるよう命令されたにもかかわらず喫煙を続けた場合、最大50万円以下の罰金が課せられるとのことです。