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海外メディアによると、ロシアのレニングラード州フィンランド湾沿いで稼働しているレニングラード原子力発電所で何らかの事故が発生し大量の蒸気漏れる事故が発生していると報じられています。

ロシア・レニングラード州にあるレニングラード原子力発電所(Leningrad Nuclear Power Plant)で先週末にかけて大量の蒸気が吹き上げている模様が目撃され、周辺住民がパニックを起こす状況となっていることが判った。

BusinessNewsline


事故があったのはロシア北西部レニングラード州ソスノヴイ・ボールの湾岸で稼働しているレニングラード原子力発電所で、地元住民の話として先週末(12月19日より前?)から同原発の建屋から大量の蒸気が漏れている様子が確認されており、当局はこの事故の詳細を伝えていないとして一部住民は既に自主避難を開始したと報じられています。

記事によると、ロシア当局の発表として「放射能は含まれてはおらず、周囲の放射線レベルも平常値を保っている」とする説明しており一部のロシアメディアでは「2号機の2次冷却系から放射能漏れの事故が発生した模様」と伝えているものの具体的な情報は特に入っていないとしています。

この原発は1970年代に建設された原発で原子炉は旧ソ連が大規模な原発事故を発生させたチェルノブイリ原子力発電所と同じ黒鉛減速動力用原子炉『RBMK-1000型』が稼働しています。1号機~4号機は2016年から順に停止する予定となっていたものの今回の事故を受けこの計画が前倒しされる可能性も考えられます。