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アメリカの民間企業プラネタリー・リソーシズは将来宇宙で使うことができる技術の一つとして隕石を利用した3Dプリンター技術について世界ではじめて造形物の製作に成功したと報じられています。 

小惑星からの資源採掘を目指すプラネタリー・リソーシズという企業があるのですが、CES 2016という世界最大のデジタル関連の展示会にて隕石を用いて製造した世界初の造形物を公開しました。

Planetary Resources reveals out-of-this world 3D printing

プラネタリー・リソーシズによると今回製作したのはアルゼンチンのチャコ州に落下してきた鉄隕石(鉄92.5%、ニッケル6.68%)を細かく砕いたもので、元はカンポ・デル・シエロ隕石の一部としています。

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同社は3D金属プリンターメーカー、3Dシステムズに依頼し隕石を粉末状に加工。PROX DMP 320というプリンターを用いてレーザーで原料を溶かしながら製造していったとしています。プラネタリー・リソーシズによるとこの方法を使えば例え無重力であっても同様の造形物を製造できると話しているそうです。

プラネタリー・リソーシズは最終的には宇宙での小惑星鉱業を目標としている企業で当初、小惑星からプラチナなど希少金属を採取し地球に持って帰るという構想を描いていました。しかし、莫大なコストがかかり技術的に難しいことが多くいためここ最近では希少金属ではなくありふれた『水』を採取し酸素と水素に分け人工衛星用の燃料を製造するという方針に変更されています。