中国では先週より寒波による異常な寒さが続いており、全国の9割以上の地域で最低気温が0度を下回る予想が出ており、北京市では23日午後最高気温がマイナス13度で過去30年で最も低い気温を観測しました。他には温暖な気候で知られる重慶市では20年ぶりの積雪を観測しています。

強烈寒波襲来！融雪用の塩を市民が次々と持ち去る、中国メデ...：レコードチャイナ

され、そんな低温と積雪が続く中国では地域によっては道路に置いてある融雪剤が何者かに盗まれる被害が相次いでいるといいます。日本では雪が降る山間部や低温で凍結しやすい上り坂や橋に常備されており誰でもつかえるのですが、これが中国では盗まれているというものです。

▼凍結防止剤(融雪剤)


融雪剤の成分は塩化カルシウムもしくは塩化ナトリウムです。これを凍結していたり積雪のある道路に撒くことで凍結を防止したり雪を溶かしたりする効果があります。しかし、塩化カルシウムは直接手で触ると皮膚炎になる恐れがあり、塩化ナトリウムの場合は非食用の塩つまり工業塩となっており人体に有害なため、報じている中国メディアは絶対に食用に使用しないよう注意を呼びかけているとのことです。