image_16

動物には寄生虫がいるという話は一度は耳にしたことがあると思いますが、先日中国で全員の痛みを訴えた女性が実は全身を寄生虫に侵されていたことが分かったそうです。

生食には寄生虫のリスクがついてまわるものだが、中国ではこのたび、生のブタ肉を食べ続けてきた女性が、全身寄生虫に侵されていたことが判明し、医師を驚かせた。原因不明の痛みが発症したことから明らかになったという。

Narinari.com
中国の複数メディアによると、雲南省デチェン・チベット族自治州雨崩村出身の23歳の女性が全身の痛みを訴え病院に行きCTスキャンなど全身を調べてみたところ、なんと脳を含むほぼ全身が無数の寄生虫に侵されていたことが分かったと報じています。

記事によると、実は女性の出身地では祝日など特別な日には新鮮な生の豚肉と調味料を混ぜ食べるという週間があり10年ほどこの習慣を続けていたといいます。

女性の状態については死んだ寄生虫が石灰化しているなど状態が悪く、目については眼球突出や網膜出血しており後遺症が残る可能性が高いと診察しているそうです。

中国では特に内陸部で生の肉や血をそのまま食べたり飲んだりする習慣や食生活があります。先日も中国では生の牛肉を食べ続けていた男性の腸から全長6.2mのサナダムシが見つかった例が報告されたほか、2014年3月には豚の生きた血が大好物という広西チワン族自治区出身の男性の脳から有鉤条虫(ゆうこうのうちゅう)という寄生虫が19匹見つかっています。(参考)