image_17

地球に対し脅威となる小惑星。これに立ち向かおうとしているのはロシアです。最近地球に衝突する恐れのある小惑星を水爆で迎撃するという計画が報じられています。

ワシントン(CNN) ロシアが大陸間弾道ミサイル(ICBM)の一部を改造し、地球に衝突する恐れのある小惑星を破壊する計画に乗りだしていることが20日までに分かった。ロシアの有力ロケット研究者が明らかにした。マキーエフ・ロケット設計局のサビト・サイトガラエフ氏は先週、国営タス通信のインタビューでこの計画を明かした。

CNN
先日明らかになった計画はなんと大陸間弾道ミサイルという通常は敵国に対し核攻撃を行うシステムを改造し人類の脅威となる小惑星の迎撃に使用するという案です。詳細は不明なのですが、サビト・サイトガラエフ氏によるとこのシステムで直径20~50mの小惑星を迎撃に使用できるとしています。

マキーエフ・ロケット設計局は商業用人工衛星の打ち上げから農業用機材まで製造している企業で軍用では艦船用ミサイルの他にR-29RMU Sinevaという潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の開発も行っています。


実はロシアはこれまでも何度か同様のシステムの開発を口にしたことがあります。例えば2009年、ロシア国営ラジオに当時のロシア宇宙庁の長官アナトーリ・ペルミノフ氏が登場し「(小惑星)衝突回避システムの構築に多額の費用がかかるとしても、衝突が起きるまで何もせずに大勢の死者を出すよりはずっとましだ」などと発言しています。
また同年10月にはミサイル防衛システム分野に精通するというロシアのドミトリー・ロゴージン氏は「地球への飛来物を粉砕するほどの破壊力を持たなければならない」などと語り、アメリカとロシアのミサイル防衛システムを連結するという案を出しています。

その後、チェリャビンスク隕石で被害が出た後はロシアのチェリャビンスク、ミアス市の国家ロケットデザインセンター上級研究員は「大陸間弾道ミサイルを使えば直径100m程度の隕石ならば粉微塵に吹き飛ばすことができる」と主張。大陸間弾道ミサイルSS-18(R-36M)「サタン」を使えば発見からわずか10分~20分で宇宙空間に核兵器を送り込むことが可能だと話しています。(ただし、各国との連絡の関係で最短でも2時間ほどかかると話しています)

▼大陸間弾道ミサイルSS-18を使用した商業衛星打ち上げ