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荒れた土地で安定した収穫を得ることができるというジャガイモ。様々な食材に使われることがあるのですが、中国では今後主食をジャガイモにするという計画があるのはご存知でしょうか

2016年2月23日、中国農業部は「じゃがいもの産業開発を促進させることに関する指導意見」と題する通達を発表した。じゃがいもを主食とする製品の産業化を開発させるという。新華社が伝えた。 

Record China
中国では地域によるものの主食は米と小麦(小麦粉)です。しかし、政府としては今後この割合を変化させジャガイモも主食にしていく方針を明らかにしています。理由は単純で食糧問題で国内の人口増加に伴い中国では2030年頃には毎年1億トンあまりの食料を国内で生産する必要があると予想が出され、将来的に何らかの食糧問題が噴出する恐れがあるためです。

そのため中国農業関連の部門ではジャガイモの主食化を計画。計画では2020年までにジャガイモの作付面積を1億ムー(約666万ヘクタール)に増やし、主食に適したジャガイモの栽培を30%に上げ主食消費に占める割合も30%にまで拡大させるとしています。また今後増えていくであろうジャガイモの取引についても特権を与えると既に発表しています。

現在中国では国営放送でもジャガイモを使った料理番組が積極的に放送される他、新聞でも「主食に適任のジャガイモ」などとプロバガンダが始まっているとされています。


ちなみに昨年、日本の農林水産省が発表した『食料・農業・農村基本計画』によると仮に農作物を海外から輸入できなくなった場合の例も書かれており、現在の米では必要なカロリーが不足するということで米の生産からイモ類の生産に切り替える必要があるとしています。
また朝昼晩の3食のについも大きく変化することが明らかになっており、FNNによると白米を食べれる朝食だけで他では必ずイモ料理が出てくるというイモづくしメニューになることが既に明らかになっているそうです。

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