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ロシアの複数メディアによると今月、走行している戦車の間を通過しようとしていた車が何らかの原因で停止してしまい戦車に轢かれる出来事があったと報じています。

ロシアメディアによると今月、ウラジオストクの沿海州で2S4チュリパン 240mm自走迫撃砲が2台が未舗装の道路を走行していたところ、交差点に差し掛かったところでトヨタ『カリム』がこの間をすり抜けようと前に出たところ、後ろを走っていた『2S4 Tyulpan』に轢かれる事故があったとのことです。

Self Propelled Mortar Tulpan vs Toyota Camry | English Russia

警察当局によると、この事故でカリムに乗っていた運転手に怪我はなかったとのことなのですが、酒を飲んで車を運転していた飲酒運転の疑いがあるとして逮捕されたと報じられています。一方、2S4チュリパンは事故当時、重量27トンだったとのことです。



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2S4チュリパンは世界最大の自走迫撃砲です。これは2S3アカーツィヤ 152mm自走榴弾砲の砲塔を載せ替えM-240 240mm迫撃砲を搭載したもので射程は800~9,700m(砲弾によっては最大20,000km)。放たれる砲弾は通常の130kgのものに加え、徹甲弾、対コンクリート砲弾、化学砲弾、レーザー誘導砲弾、そして核砲弾となっています。