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旅客機のジェットエンジンは一般的に翼の下に搭載されていますが近い将来、エアバスが開発する旅客機は胴体にエンジンが搭載されるようになるかもしれません。

みなさんは飛行機では窓側と通路側、どちらを選びますか? 僕は気軽にトイレに行ったりぶらついたりできる通路側を選ぶのですが、窓側も景色が見られていいですよね。しかしエアバスが新たに出願した「エンジンが飛行機のボディを覆う特許」が現実になれば、その窓からの景色も一部の座席からしか楽しむことができなくなるかもしれません。

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エアバスが最近特許を出願したのは旅客機におけるジェットエンジン、つまりターボファンエンジンの搭載位置です。通常は翼の下に2基から4基が搭載されているのですが、出願した特許では若干小型のターボファンエンジンを合計6基、胴体を包むように備え付けるというものです。
エアバスによるとこのようなレイアウトにすることでエンジンの効率化と機体サイズの小型化が可能になると説明しているそうです。

旅客機について翼の下にエンジンを搭載する理由は整備のしやすさを重視してのものだと思うのですが、特に小型機や中型機では胴体に配置するという機種が登場してくるかもしれませんね。

ちなみにこのようなエンジン配置は1930年代、ドイツのユンカース社が『Ju EF 009』という垂直離着陸機で設計されています。
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