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動物も植物も水が無くては生きてはいけませんが、この水に謎の付加価値をつけ販売している胡散臭い業者がいます。中国メディアによると国内で販売されていた超高級な水についてこれを飲んだ人が病院送りになるなど健康被害が報告されているそうです。

「なんとか水」など胡散臭い水を販売している業者は日本にも数多く存在しますが、中国で『万病に効く』などとの謳い文句をつけ超高級の水「豫原之露・生命百分百」を販売した業者について当局の調査が入ることになったと報じられています。

「万病に効く」1本7000円の「神の水」を飲んだ村民が大病患う...:レコードチャイナ

Record Chinaによると中国紙大河網が報じた内容として、豫原之露・生命百分百は「包治百病」全ての病気を治療できるなどと河南省を中心に販売されていたもので、320ml入りのものがなんと1本400元(約7000円)で販売されていたといいます。

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当初、この水についてインターネット等の心筋梗塞、脳梗塞、脂肪肝、胆嚢(のう)炎、さらにはビール腹から水虫まであらゆる病気を治療できる「神の水」などと口コミが広がっており、これを信じ多くの人が買い求めていたといいます。
しかし、 購入者のレビューとして飲み始めてから半月ほどで頻繁に腹痛を起こした人や、めまいや同じく腹痛に襲われ結果的に病院に運び込まれることなった人が出るなどネット掲示板などで苦情が殺到していたとのことです。


中国メディアによると、この水は4年前から販売されていたらしく食品医薬品局が行った成分検査によるとリンゴの濃縮物、リンゴ酸、クエン酸が含まれていたとしており、例えるならば普通のリンゴジュースだったとのことです。
ただ、これが売られていた河南省登封市では苦情や健康被害が多く寄せられていることから市の食品薬品監督管理局は食品安全法第70条違反や虚偽の内容が記載されていたとして宣伝法違反の疑いでも販売していた業者に対し既に調査を行ったとしています。