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アメリカの宇宙ベンチャー『ブルーオリジン』は過去2回打ち上げを行った再利用ロケットを用いて3回目の打ち上げ試験を行いこれに成功したと発表しています。

ブルーオリジンによると4月2日、過去2回打ち上げを行ったことがあるロケットを使用し3回目の試験を実施したと発表しました。ロケットは垂直に上昇し搭載した宇宙船を切り離し高度103kmのカーマン・ライン(宇宙の入り口)に到達。その後ロケット本体と宇宙船を地上に帰還させることに成功しとしています。



ブルーオリジンは通販でお馴染みアマゾンの設立者ジェフ・ベゾス氏が設立したベンチャー企業で、将来の有人宇宙飛行を目的とした事業を進めています。

打ち上げられたロケットと宇宙船は2015年11月、2016年1月の2度使用されており今回で3回目になります。ブルーオリジンは再利用可能なロケットと宇宙船を用いることで低コストの有人宇宙旅行を目指しており、具体的には2018年にも初の有人宇宙旅行を実施すると今年3月に発表しています。

また、今回の映像では宇宙船内部、もしくは外側に搭載されたカメラからの撮影したものが初めて公開されました。ブルーオリジンはこれまで何度か宇宙船の打ち上げを行っているものの地上から撮影された映像ばかりで肝心の宇宙船が切り離し後どうなっているのかは不明でした。


ブルーオリジンの有人宇宙飛行について一人あたりの費用はまだ発表されていません。現在はこの宇宙船とロケットが何度再利用できるのか、整備にどのくらいの費用がかかるのかを調べていると考えられ合わせて近い将来テストパイロットを用いた初の有人打ち上げを行うものと考えられてます。