X-2

国内の複数メディアによると今月22日午前、愛知県の県営名古屋空港にて国産ステルス実証機X-2の初飛行が実施されたと報じています。今回はこの初飛行の映像と今後の戦闘機開発について紹介していきます。

国内メディア、また県営名古屋空港で撮影を行っている航空ファンの方々の情報によると、今月22日午前8時50分ごろ国産ステルス実証機として地上試験が繰り返されてきた機体「X-2」が初飛行したと報じています。X-2はその後、航空自衛隊機とともに20分前後飛行した後、15kmほど離れた航空自衛隊岐阜基地に着陸したとのことです。





初飛行した「X-2」は2030年代に配備を目指す国産ステルス戦闘機開発について特にステルス技術の研究・開発を行うため製造された実証機です。機体サイズは航空自衛隊が保有するジェット訓練機サイズ程度と小型で、ミサイルは搭載できずX-2が量産されることはありません。X-2の研究データを元に今後国産ステルス戦闘機が開発されることになります。

将来の国産ステルス戦闘機

将来の国産ステルス戦闘機はどのような形状になるのかについては2015年11月防衛省技術研究本部が概念設計としてデジタルモックアップを作成し公開しています。

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Photo:中国網
こちらが26DMUという将来の戦闘機デザインです。機体サイズについては具体的に報じられていなのですが、エンジンのサイズから全長16.3~17,4m、翼幅12.5~13.1m、全高3.5~4.1m程度になると考えられます。

ミサイルは機体中央の機内に設けられたウェポンベイに格納されており機体両側面に2発の短距離空対空ミサイル、中央部に6発の中距離空対空ミサイルを搭載可能となっています。

26DMU_5
Photo:中国網

機体レイアウトは前方及び側方ステルス重視の形状になっており、26DMUは水平尾翼は水平ではなく10度ほど下方向に取り付けられています。このデザインはレーダー波を反射するエンジンノズルを隠すためと考えられます。

26DMU_1

X-2については防衛装備庁に引き渡され今後2年ほど試験が繰り返されます。その結果や政治的、財政的、軍事的妥当だと判断された場合、2018年度内に将来のステルス機開発が決定されるとされています。ただ、他国との共同開発という案も残されているとされて、アメリカや欧米の軍事大手と次世代機開発を目指す可能性もあるとのことです。
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