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ゴールデウィークということで旅客機に乗り旅行をされている方も多いのではないのでしょうか。今回は不特定多数が利用する旅客機についてどこが汚れ細菌が付着しているのか米大学が行った研究を紹介します。

Record Chinaによるとアメリカ、アリゾナ大学の微生物学者からなる研究チームは一般的な旅客機における細菌がどこに多く潜んでいるのか実際に調査し研究した内容を発表しています。

旅客機、ウイルスが最も多い席は? - Record China

記事によると、調査したのは席の肘掛けやトレイテーブル、網袋、頭上の手荷物ケース、そして蛇口、流し台、トイレの取っ手など私達が利用する客室内でこれを数機分調査したといいます。結果、最も細菌が多く確認されたのはいずれも通路側に面する座席だったとしています。
理由として考えられるのは窓側座席から通路に移動する際に手を触れやすく、通路を歩く際も席の部分を手で押さえながら移動することがあり最も細菌が付着する結果になったのではないかとしています。

研究を行ったアリゾナ大学のチャールズ・ガーバ氏によるとこれ以外でも多くの場所で細菌が確認されたとしており「飛行中にはウェットティッシュで手を洗い、トレイを拭くべきだ。また、トイレの使用をなるべく控えるべきだ。飛行中に少なくとも75人が使用するが、消毒されないからだ。列車、長距離バスなどの交通機関にも同じ問題が存在し、注意が必要だ」と指摘しています。

ちなみに座席における細菌数の比較として具体的な数や種類は出ていないのですが、窓側座席や中央座席は通路側座席に比べ細菌数は大幅に少なかったとしています。

確かに旅客機や電車、観光バスも同じことが言えると思うのですが、気になる方は次からは窓側や中央の席を選択するほうがよいでしょう。