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冬のスポーツとして代表的なスキー・スノーボード。今シーズンにおける長野県内のスキー場の統計として記録が残る中では最も利用者が少なく、訪れた利用者数はピーク時の3割にまで落ち込んでいると報じられています。

恵まれた地形と雪質により大規模なスキー場がひしめき合う長野県。オリンピックが行われた地域でもあり国内を代表するようなスキー場も多いのですが、ここ最近続くウィンタースポーツ利用者の減少に歯止めがかからない実態が明らかになりました。

長野のスキー客、過去最低 暖冬・バス事故が影響  :日本経済新聞

日本経済新聞が先月28日、長野県における主にスキー・スノーボードの利用者数についてピーク時の3割になったと報じています。これは長野経済研究所が調査したもので県内にある23のスキー場について2016年3月末までの利用者数は前年比のさらに1割減の458万人となったとしています。この数は1992年度における1,447万人の3割とのことです。
記事によると大幅に落ち込んだ理由は暖冬で標高の低いスキー場ではオープンが遅れと早い雪解けにより営業日が少なくなったこと、今年はじめに発生したツアーバスの事故の影響もあったと考えられています。

▼2015年末に撮影されたHAKUBA47の写真


また、すべてのスキー場が減少しているのではなく人工降雪機や天然の雪により積雪が確保でき早くオープンできたスキー場にはシーズンはじめに多くの利用者を集めることができ、白馬五竜・HAKUBA47のスキー場では2015年11~12月末までの利用者数が前年比55.3%増の10万3000人。2016年3月末までの利用者数も26%増になったとしています。

しかし、他の地域を含め全体でみるとウィンタースポーツの利用者数の減少が続いていると言われており、これまでになかった外国語の看板を設けるなど外国人観光客を呼び込むなど対策を行っているスキー場も目立っています。