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大気圏内を最高速度マッハ9前後で飛行できるという極超音速機について先日、中国内で7回目の試験が実施した可能性が高いと米当局が発表しています。

Technobahnによると先月末、中国が時速6400~11200キロ(マッハ5.22~9.15)で飛行可能な極超音速機の試験を実施したと米国防省関係者が発言していると報じています。

中国、極超音速ミサイルの飛行実験を実施 - Technobahn

記事によるとこの機体は一般的な弾道ミサイルに収められ弾道も放物線を描き落下してくるのですが、大気圏再突入後飛行状態に移り極超音速で大気圏内を飛行するというものです。中国における同様の試験は今回7回目とされ、観測されたデータによるとエンジンは始動せず成層圏内での飛行制御のみ行われたと考えられているそうです。

この機体については米国防総省はWU-14とコードネームで呼んでいたものの、現在はDF-ZFという極超音速滑空機に分類されています。WU-14は2014年12月2日、2015年1月9日、4月7日、6月7日、8月20日、11月23日に行われていたとされています。

同様の機体はアメリカ、ロシア、そして中国で開発が進んでおり、マッハ10を超える運動エネルギーで対象を破壊したりまたは核兵器や通常爆弾を搭載し全世界を射程に収め最短で1時間以内に攻撃可能とするシステムとされています。 一般的な大陸間弾道ミサイルと違い比較的高度が低く、速度が早いため既存の防空ミサイルでは迎撃することができないとされています。

以下はアメリカ空軍と国防高等研究計画局(DARPA)が研究開発を進めている極超音速試験飛翔体Falcon HTV2のものです。飛行速度はWU-14を遥かに超えるマッハ22を記録しています。
HTV-2_1
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