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スマホやテレビやコンポといったAV機器、外部入力としてカーオーディオなど搭載されている3.5mmステレオミニジャックについて、インテルではこの規格をUSBに代替するため新規格の作成が進められているそうです。

PC、スマホ関連の専門サイトAnandTechによると、長年使用されてきた3.5mmステレオミニジャックに変わる新規格としてUSB3.1で制定された新しいコネクタ規格『USB Type-C』に置き換える作成をインテルが進めていると報じています。

Intel Proposes to Use USB Type-C Digital Audio Technology
Intel: USB Type-Cポートをヘッドフォンポートに使用するための新規格 - BusinessNewsline

気になるのは今までの3.5mmステレオミニジャックは使えなくなってしまうのかということなのですが、USB Audio Deviceという規格を拡張することで対応するとしており直接接続することはできないものの変換アダプタを挟むことで両対応できるとしています。

今回新規格を作る理由についてインテルによると、実はアナログに変換する回路のサイズが比較的大きくまた消費電力の削減が難しいと言われており、USB Type-Cに変更することでこの問題は解決することができるとしています。また、ヘッドセット等を充電したりデータも送信できることからこれまで不可能だった機能を搭載することが可能になるとしています。

この規格は2016年8月にも発表されるとしておりこれ以降のスマホやAV機器にはUSB3.1 USB Type-Cポートがオーディオジャックとして搭載されることになると考えられます。ただ、3.5mmステレオミニジャックが一気に無くなるというわけではなく、AV機器ではHDMIという新規格があるにもかかわらず赤白黄色のRCA端子が未だに搭載されているように少なくとも今後10年以上は残っていくのではないかと考えられます。