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現在販売されている車の中でも非常に先進的な技術が取り入れられているテスタモータズのモデルSという自動車について、自動車が勝手に動き出し前方に駐車していたトラックと衝突したとする所有者が現れたと報じられています。

ユタ州で今月初め、Tesla Model Sが駐車場で停車中に勝手に走行し、停車してあった別のトラックの後部に衝突するという事故が発生していたことが判った。事故車の運転手によると、彼は、自分のTesla Model Sを駐車場で大型のトラックの後方に駐車させて、車から離れたところ、車が勝手に走行し、そのまま、大型のトラックの後方に尻餅衝突を起こしたとしている。

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テスラモータズのモデルSという車種については自動駐車システムが搭載されています。これは「Summon Feature」と呼ばれる機能で運転手は運転席に座る必要はなくガレージの前に立ったまま手元のリモコンのボタンを押すことで車を出したり入れたりできるというものです。



今回発生した事故について事故現場の様子は写真をみてもわかるようにトラックの荷台から2m以上はみ出した荷物に衝突したというものになります。この事故を受けテスラ・モーターズは原因を分析した結果、操作履歴によると事故直前に自動駐車システムがONになっていたと主張しています。
つまりテスラ・モーターズによると事故は運転手が自動駐車システムをONにし発生した事故としており、システムは運転手が監視下で行わなければならない操作であり、またベータシステムとして提供されていることもあり利用規約上は完全に運転手の自己責任であると説明されたとしています。

ただ、運転手は「自動駐車システムをONにした覚えない」とも主張しており調査結果と食い違いを見せているのですが、同様の自動運転に関する事故は今後「入れた」、「入れない」、「勝手に動いた」などと運転手が主張することが予想され事故原因がより複雑になることが考えられます。