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夏はいつだって暑いんですが、気象庁によると去年から続いてたエルニーニョ現象について今月中にも終息しラニーニャ現象に推移しするとしており、今年の夏は猛暑になると予想がされているそうです。

気象庁によると、2016年の気性状況について昨年より続いていたエルニーニョ現象(南米ペルー沖で海面水温が高くなるエルニーニョ現象)が5月に終息し今後、同海域では逆に海面温度が低くなるラニーニャ現象に推移するとの監視速報が発表されたと報じられています。

今夏は猛暑の可能性 ラニーニャ現象推移で 気象庁 - 産経ニュース

エルニーニョやラニーニャについては交互に、またある程度期間を置いて入れ替わることが知られています。大雑把な予想としてエルニーニョの期間は冷夏暖冬、ラニーニャの期間は猛暑寒冬となる傾向みられます。夏場の天気の比較としてエルニーニョの期間は冷夏と長雨により豪雨被害が出る傾向があり、ラニーニャの期間は猛暑により熱中症による死者数が多くなることがあります。

昨年から続いていたエルニーニョ現象については気象庁によると期間としては過去最高だったとしており、現在はペルー沖の水温は低下しつつあり予想よりも早く水温低下がみられることから終息時期が早まり5月中になると予想をしているとのことです。

また世界気象機関(WMO)の予想も気象庁とほぼおなじでエルニーニョ現象は急速に弱まっているとしており、5月中にも終息、その後ラニーニャ現象に推移すると報じられています。(参考)

一方NASAの研究者によるどこの地域を基準にしているのかは不明なのですが、今年の4月は過去最高に暑い4月だったなどと発表しており2016年の予想については昨年を超える年平均温度になると予想しています。ただ、NASAによるとエルニーニョは続くとしており過去最大規模ではないものの年平均温度は依然として高くなると予想しているそうです。(参考)

つまり今年の「夏は暑くなる」という予想は一応一致しているようなのですが今年ももうしばらくしたらジメジメとした梅雨と暑い夏がやってくると思うといい気分にはなれませんね。