
海外メディアによると、3日間の日程でNATOに加盟する6カ国、米国、ドイツ、デンマーク、イタリア、ポーランド、スロバキアが運用している戦車を使いNATO最強の部隊を決めるというコンテストが開催されたそうです。
東西冷戦構造の復活や中東のテロリストによる脅威に揺れているNATOは今月10~12日の日程で、NATO加盟の6ヶ国の陸軍による精鋭戦車部隊を集めて、域内最強戦車部隊を決める戦車戦のコンテストを開催した。同様のコンステストで有名なのは数年前から始まったロシアの『戦車バイアスロン(Танковый биатлон』があるのですが、これと同様のものでより実戦に近いと考えられるコンテスト『ストロングヨーロッパ戦車チャレンジ2016』が開催されたと報じられています。
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記事によると今回参加したのは米国(M1A2 エイブラムス)、ドイツ(レオパルト2 A6)、デンマーク(レオパルト2 A5)、イタリア(C-1 アリエテ)、ポーランド(レオパルト2 A5)、そして唯一東側諸国戦車の発展型となるスロバキア(M-84)です。
模擬戦では各陸軍チームが4台の戦車を使用し仮想敵国となるロシア陸軍に見立てた戦車を相手に攻撃と防御戦を実施。攻撃では正確に命中させることができるのか、防御戦ではシュミュレーションとして砲撃や化学兵器といった攻撃から避けることができるのか、また被弾時の医療対応能力も合わせて評価されたとしています。
記事によると同様のコンテストは1991年まで『Canadian Army Trophy』として定期的に開催していたもののソ連が崩壊したことを受け現在まで実施されていなかったそうです。
さて、気になる順位については1位ドイツ陸軍(レオパルト2 A6)、2位はデンマーク陸軍(レオパルト2 A5)そして3位はポーランド陸軍(レオパルト2 A5)となったそうです。レオパルト2はドイツが開発した主力戦車でドイツを含む17カ国に輸出され運用されています。
動画では冒頭部分で5つの戦車しか映っていないのですが抜けているのはイタリア陸軍で「イタリアの戦車は間に合わなかった」などと説明しているサイトもありました。
▼以下はコンテストの様子






