F-35A

アメリカで製造されている日本の航空自衛隊向けF-35Aに関して初号機を含む4機について今年11月に完成し初飛行を行うと報じられています。(写真は参考資料)

アメリカの国防関連を報じているニュースサイト『Stripes』によると、テキサス州にあるロッキード・マーティンのフォートワース工場で現在製造されている4機の航空自衛隊向けF-35Aについて今年11月にロールアウトし年内に初飛行を行うしています。
記事によると、この初飛行は日本の航空自衛隊パイロットが行うとしておりアリゾナ州で実施するとしています。

First of Japan’s F-35s will be airborne by year’s end - News - Stripes
この航空自衛隊向けF-35Aの初号機~4号機に関しては2012年に米国防総省と正式契約を交わし2015年(の少なくとも7月以前)から生産が開始され、2017年3月の納入を予定していたものになります。(参考)今年1月、ロッキード・マーティンチャールズ・ジョーンズ社長は「アメリカ会計年度第4四半期中(2016年7〜9月)にも完成する」と話しており(参考)、同機は11月の初飛行に向け今後製造と調整を進めていくものと考えられます。

航空自衛隊向けのF-35Aに関しては愛知県名古屋市にある三菱重工『小牧南工場』でも同じように生産が始まっており、昨年2015年12月中旬より製造が始まった機体に関しては同じく今年11月に完成する予定が報じられています。

▼オランダ空軍パイロットにより初飛行が行われたF-35A


ということで、早ければ今年中にも航空自衛隊のF-35が一般人向けに披露されるのではないかと思っていしまいますが、どうやらそうでもなさそうです。特に展示飛行に関してはアメリカでも先月初めて行われたばかりです。

山口県岩国市にある在日米軍岩国基地については2017年1月に米海兵隊向けのF-35Bが16機配備されると報じられており、同基地に関しては毎年5月にフレンドシップデーが開催されていることを考えると地上に置かれているF-35Bであれば何らかの形で公開されることになるかもしれませんね。