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アラブ首長国連邦のドバイで貨物室に紛れ込んでいた16歳の中国人を逮捕したと報じられました。実はこの男、ドバイであることをして金儲けをしようと考えていたそうです。

中国の日刊紙『参考消息網』によると先月25日、ドバイに密航した四川省出身の16歳の少年が現地警察に逮捕される出来事があったと報じています。

中国の少年がドバイに密航=「ドバイでこじきになると稼げる... - Record China

記事によると男は上海空港で警備員の隙を見て上海発ドバイ行のエミレーツ航空EK303便の貨物室に潜入することに成功。その後貨物室内で9時間半あまり過ごしたものの、現地空港で直ちに少年が発見され逮捕されたというものです。

なぜ男はドバイに向かったのかというと、実は最近ドバイにいるという物乞いが日給27万円、単純な年収換算で9,000万円以上を稼いでいることが中国メディアが報じており、これを耳にしたことでドバイ行を決めたというものです。現地警察によると、男は「自分は未成年者だから逮捕されても怖くないし、ドバイの刑務所は待遇が良いと聞いている」などと話しており反省の色は全く見せていないとしています。

今回は単にお金を稼ごうと貨物室に潜入することができたものの仮にテロリストだったらどうなっていたのか。上海空港の警備体制も問題も露呈する結果となりました。

ドバイの物乞い

中国網は今年4月にドバイ警察は今年第1四半期に勾留した「浮浪者」の実態について発表しており、当局によると勾留した59人はいずれもアラブ首長国連邦の国籍をもっていない外国人で浮浪者らは平均して月810万円稼いでいたとしています。