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ロシアで開発が進められている第5世代のステルス戦闘機Su-57(T-50)ことPAK FAについて、ロシアメディアは2017年に供給が開始されると報じています。

ロシアのSputnikによると、ロシア航空宇宙軍(ロシア空軍)ヴィクトル・ボンダレフ大将の話として「第五世代の戦闘機Su-57(T-50)は、来年2017年ロシア空軍に供給され始めるが、現在すでに同戦闘機は、卓越した飛行・ナビゲーション性能を示している」と述べてた報じています。

2017年ロシア空軍に第5世代戦闘機の供給始まる

Su-57(T-50)は現在試作機5機を用いてテストを進めており、2015年5月末には状態テストが最終段階に入ったなどと報じられていました。ヴィクトル・ボンダレフ大将によると合わせて「すべて計画通り進んでいる。いかなる遅延も変更もない」と話していることから以前言われていた時期よりも若干遅れたものの2017年に量産型となるSu-57S(T-50)の供給が始まり配備されるものと考えられます。

Su-57(T-50)は全長19.8m、幅14m、高さ6.05mで空対空、対地、対艦攻撃を可能とするステルス戦闘攻撃機となっています。同機はアメリカ軍のステルス戦闘機やステルス戦闘攻撃機、つまりF-22やF-35の実用化に対抗すべく開発された機体で2010年1月に初飛行しています。

▼2015年に撮影された同機の曲芸飛行


ただ、同機のステルス性に関して疑問視する声も多く、特に指摘されているエンジンノズルについてはF-22のような機体形状に沿った半内蔵型となっておらず形状も丸く突き出していることから側面のステルス性能については低いと考えられています。

▼エンジンノズルがむき出しのSu-57(T-50)
Т-50(PAK FA)

▼機体形状に沿ったエンジンノズルのF-22
F-22