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店先でエンジンを吹かす戦車。先日、ポーランドで戦車がダンスクラブに突っ込むという出来事があり話題になっていたそうです。

ここ最近、ブレーキの踏み間違いで車がお店に突っ込んでしまうという、いわゆる『ダイレクト入店』なとどネット上で例えられる事故が相次いでいますが、ポーランドではあろうことか戦車がダイレクト入店してしまうという非常に稀な事故があったと報じられています。



海外メディアによると、事故があったのは今月4日午後、ポーランドのSzubinという街にあるダンスクラブ『ono Club』で戦車が止まることなく店に突っ込んでしまったといいます。記事によるとダンククラブオーナーの話しとして戦車の操縦士は「ブレーキとステアリング(操縦桿)が損傷していた」と話しており、当時コントロール不能の状態だったとする主張をしているそうです。

当時ダンスクラブは開店前で店に人はおらずこの事故で人的被害は無かったとのことです。 

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今回お店に突っ込んだのは正しくは『2S1グヴォズジーカ 122mm自走榴弾砲』です。この車両は歩兵が陸上で運用する牽引式榴弾砲D-30の砲を若干短く36口径122mmに改良したものを車両に搭載したものでポーランドでは量産型2S1M及び改良型のRAK-120が配備されています。
開発されたのは1960年代、実戦配備されたのは1971年です。その後世界30カ国以上に輸出された他、ポーランドやブルガリアではライセンス生産されており合計1万両あまりが生産されました。ソ連では2S1の生産を1991年に終了しています。