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たこ焼きお好み焼き、そしてお刺身となり口にすることも多いイカやタコ。これらは頭足類(とうそくるい)という動物なのですが、実はここ最近その個体数が爆発的に増加し続けていることが明らかになったそうです。

二酸化炭素などの温室効果ガスが原因で起こる地球温暖化の影響で、地球の海面水温は年々上昇しています。海面水温の上昇に伴う環境の変化から、多くの海洋生物がその個体数を減少させているのですが、イカやタコなどの頭足類だけは個体数を着々と増加させていることが明らかになりました。

GIGAZINE
生物に関する研究論文や調査報告書を扱うCurrent Biologyに発表された論文によると、過去61年間漁業により捕獲された海洋生物から頭足類がどれだけ捕獲されてしまったのか調査した結果、ここ数十年については足類の個体数が年々増加しているであろう結果が得られたことが明らかになりました。

何故他の海洋生物が減少していると言われているなかでイカやタコの個体数が増えているのか、これに関しては全く明らかになっておらず、「海洋環境の変化から利益を受けているのかもしれない」と予想するに留まっています。

海洋生物、特に魚に関しては世界で食されるようになり乱獲が発生している一方、タコやイカに関しては欧米の一部では好んで食べられることはないという差があります。そして天敵となるであろう魚が減ることで結果的にタコやイカの生存率にも多少変化が生じたことも考えられますが研究者であっても原因は不明のようです。

頭足類

恐竜が登場するはるか昔、今から約5億年のカンブリア紀中期に生息していたネクトカリスが最古の頭足類と言われています。頭足類には殻の模様が美しいオウムガイや化石でお馴染みアンモナイトが含まれています。現在のタコやイカのように殻で覆われていない種は古生代中期、シシル紀やデボン紀(今から4億円前頃)に登場したと考えられています。

頭足類は誕生以来カンブリア紀末、オルドビス紀末、デボン紀後期、ペルム紀末、三畳紀末、そして恐竜達が絶滅した白亜紀末の大量絶滅を繰り返し乗り越えてきた動物になります。この大量絶滅については海洋生物種の実に9割以上が絶滅したものも含まれています。