
一般的な自動車はガソリンや軽油で動くエンジンを搭載していますよね。もちろんバスやトラックも同様のエンジンを搭載しているのですが、アメリカのとある電気自動車メーカーは従来のエンジンではなくガスタービンというジェットエンジンとよく似た構想の動力で動かす車を開発しました。
Wrightspeedは、ガスタービンを使った大型トラック用プラグインハイブリッドエンジン「The Route Powertrain」を大型トラックメーカーのMack Trucks向けに提供を開始したことを発表した。Mack Trucksではこの新方式のハイブリッドエンジンをこれまでディーゼルエンジンを用いてきた大型のゴミ収集車向けに使用することで、大型ゴミ収集車の燃費高率の大幅な向上や静穏化を図ることを予定している。今回ガスタービン搭載自動車の開発に成功したのはWrightspeedというシリコンバレーの本社を置く企業です。Wrightspeedは中型トラックをはじめ電気モーターやバッテリーパックなど電気自動車に関連する製品を製造している企業なのですが、今回非常に珍しい大型車向けガスタービンを開発し製品をトラックメーカーに提供を開始したとしています。
Technobahn
記事によると、このThe Route Powertrainというガスタービンシステムは搭載する自動車をモーターとバッテリー、そしてガスタービンで動く電気自動車(PHEV)となります。具体的にはガスタービンはバッテリーを充電する発電機として搭載しており、従来大型車には不向きだった高出力の電力供給を行います。
従来のディーゼル車にくらべどのようなメリットがあるのかという点に関してWrightspeedによると、ガスタービンによるPHEVにすることで燃料消費では最大67%削減できるほか排ガスも最大63%、そして維持費は年間25,000ドル(約267万円)削減できると主張しているそうです。

ガスタービンとは航空機や戦闘機に搭載されているようなジェットエンジン(ターボファンエンジン)とほぼおなじ構造をもつもので、圧縮機を回転させ空気を圧縮し燃料と混ぜ燃焼させています。この時発生する高温高圧の燃焼ガスによりタービンを回転させ、この力(出力軸)をモーターに繋ぐなどして電気を発生させることができます。
