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エコカーと言われる車でも完全に電気とモーターだけ走るものからエンジンとモーターの2を搭載したハイブリッド車までありますよね。ここ最近、自動車の不正で大変な問題となったフォルクスワーゲンは新たな経営戦略として2025年までに電気自動車を大量投入する計画を発表したそうです。

Volkswagen(フォルクスワーゲン)は16日、2025年までに30車種以上の電気自動車の市場投入を行うことを柱とする新経営戦略「TOGETHER – Strategy 2025」を発表した。フォルクスワーゲンでは、2025年までに30車種以上の電気自動車を市場に投入することで、同年までに年間あたり2~300万台の電気自動車を販売するとしている。

Technobahn
フォルクスワーゲンといえば世界トップクラスの自動車販売台数を誇っている企業なのですが、将来の自動車の在り方について新経営戦略「TOGETHER – Strategy 2025」では電気自動車の販売比率を大きく伸ばしていく方針を発表しました。

記事によると、2~300万台の電気自動車販売目標は現在販売している年間の自動車数約1000万台の約20~30%に相当するもので2025年まで10年を切っており極めて高い目標となっています。

この『2025年』という目標についてはその背後に昨年末、パリで行われた気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)があると考えられます。この会議では2030年までに2013年比で温室効果ガス排出を26%削減するとい目標で合意しており、今後特にEU圏や先進各国では電気自動車が広く普及すると予想されているためです。

また『2025年』に関しては他にもオランダではガソリン自動車とディーゼル自動車のすべてを2025年以降販売を禁止するという法案が出されており(可決されたのかは不明)、今月にはノルウェーが2025年を目処にガソリン車の新規販売を禁止するとしておりこの案は与野党が合意しておりほぼ可決されるといわれています(参考)。

オランダに関しては昨年における電気自動車販売数は全自動車の9.6%と世界的に電気自動車が普及している国なのですが、EU全体を見た場合電気自動車の普及に関しては他国、他の地域よりも進んでいるもののそれでも1%未満とされています。