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太平洋と大西洋を繋ぐパナマ運河は現代の物流に必要不可欠な存在となっていますが、実は長年使われてきたパナマ運河とは別にサイズを拡張した新パナマ運河が先日運用を開始したと報じられています。

2007年に着工し9年あまりの歳月をかけ開通したのは規模を拡張した新パナマ運河です。この新パナマ運河は2016年6月26日(現地時間)から運用が始まり今後世界の海運を支える極めて重要な海路となります。

元のパナマ運河は10年あまりの歳月をかけ1914年に開通しました。その後、建造される船、特に大型船に関してはこのパナマ運河を通過できるサイズに抑える必要があり通称『パナマックス』という規格が作られるようになります。この規格により作られた貨物船の場合、20フィートコンテナで最大5,000個前後搭載可能でした。しかし近年、海運にも変化が起こっておりパナマックス規格の貨物船2隻で運行するよりも超大型船1隻を運行させる例も多く見られこのパナマ運河を通過できない船も出現し始めていたといいます。

▼パナマックス規格の制限にあったのは民間船だけではなくアメリカ海軍のアイオワ級戦艦もこれに合わせられた。
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そこでこの規格を大幅に拡張されたのが新パナマックスです。新パナマ運河を通過できる規格はこのようになります。(カッコ内は旧パナマックスとの差)
全長:366m(+72m)
全幅:49m(+17m)
喫水:15.2m(+3m)
最大高:57.91m(+0m)

これにより搭載できるコンテナ数は最大12,000個前後となり旧規格の2.4倍となりました。また、新規格によりコンテナ1個あたりの輸送コストも2割程度下がると考えられており今後の利用料金の低下にも繋がるとされています。
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