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地球環境に優しいということで電気自動車が少なからず普及しつつありますが、一方スウェーデンでは車にバッテリーを搭載するのではなく外部から電力供給を受け走るというトロリー方式の試験道路が完成したそうです。

スウェーデンで架線を設置した電気自動車用専用道路が開通を迎えたことが23日、スウェーデンの大手トラックメーカーのScania(スカニア)社の発表により明らかとなった。 この電気自動車専用道路はスェーデン東部にあるイェヴレボリ県サンドヴィーケンの高速道路に沿って2キロ区間だけ試験的に作られたもので、電車の電化区間のように電気を供給する架線が道路の上に設置してあるのが特徴となっている。

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空中に設けられた集電装置から電力を得て走る車両。日本ではほとんど目にすることがないトロリーバスのような構造なのですが、最近スウェーデンのトラックメーカーがパンタグラフとトロリーにより走行するという世界的に珍しい電気トラックを開発したそうです。

記事によるとこのようなトロリー方式にしたのには理由があり、まずコイルを道路に敷設しワイヤレス電送するという方式は技術面は問題がないものの莫大なコストがかかるとして導入が困難だったとしています。一方、トロリー方式の場合既存の道路上に設置可能で導入コストも安いほか自動車側の改造コストも安く抑えられるという利点があるとしています。



同社としてはトラックを完全な電気自動車にするわけではなくバイオ燃料で動く専用のディーゼルエンジンも搭載したハイブリッド電気自動車(ただしバッテリーは非搭載)として開発を進めていくとしています。その上でトロリーが設置されているところではパンタグラフを上げ電力のみで走行を目指すとしており、燃費削減効果の実地試験を行なう予定です。


確かにコイルを埋め込むよりも安価に設置できるのは理解できるものの、一方でトラックやバスといった大型車両しか使用することができないというのは致命的な欠点のように思えます。また簡単にパンタグラフを搭載できるとしているものの装置が大型でエンジンとモーターも搭載する必要があることから重量増加による燃費削減効果がどうなるのか疑問が残るところです。