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中国に世界一高いビルが建設される計画があるなどと耳にしたことはないでしょうか。あれから数年が経過するのですが、建設予定地はいったいどのようになっているのか続報が入ってきました。

2013年7月中国湖南省長沙市望城区で行われたのは天空都市(空中城市)の着工式です。このビルは高さが838mあり世界一高いビルになるとしていたもので基礎工事を含まないビル自体の工期は僅か7ヶ月という速さで完成させるとしていました。その後、当局は「法的な建設許可手続きがとられていない」という理由からすべての工事をストップしていました。

世界一高いビルになるはずだった「天空城市」、建設予定地が... - Record China

着工式から3年が経過した現在、建設予定地はいったいどうなっているのか。Record Chinaによるとビルらしい建物の姿はなく『魚の養殖池』になっていると報じています。実は建設予定地は地盤が緩い湿地帯に建てられることになっていました。

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天空都市は本当に建設されるのか。建設会社の遠大集団は現在取材拒否の姿勢をとっているとしています。同社のスポークスマンの話としては「必ず建設する」と話しているものの、今どうなっているのか質問をしたところ「3年も前のことなのになぜまだ注目しているのか」などと聞き返されたとのことです。

同社が発表した天空都市の建設プランについて湖南大学建築学院の専門家によると「同ビルではおそらく、風や地震に対する耐久性の試験を行っていない。予算も少なすぎる。公表された予算だと張りぼてしかできない」などと主張していました。

▼天空都市(完成イメージ)
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