ハワイ

日本人にも人気の観光地として知られるハワイ州。実はここで消費される電力について2045年までにすべて再生可能エネルギーでまかなうと野心的な案について洋上風力発電所により達成可能という見方が強まっているとしています。

太平洋に浮かぶ8つの島と100以上の小島からなるハワイ諸島。実はこのハワイ州では2013年に州内すべての電力を再生可能エネルギーで調達するという新エネルギー法が施行されていたことについて、洋上風力発電を設置することで目標としていた2045年までに達成可能だと報じられているそうです。

ハワイ州、2045年までに100%再生エネルギー化を達成へ - BusinessNewsline

大規模な洋上風力発電施設はオアフ島沖合に建設計画があるものの実はアメリカはEUの沿岸諸国が行っているような洋上発電を行った実績がゼロとなっており、これまで建設されていたのはいずれも陸上に建設された風力発電施設のみだったとのことです。

一方でアメリカは国内初の洋上風力発電に向けた生産が始まっており、GEゼネラル・エレクトリックは世界最大級の洋上風力発電仕様のジェネレーターを今年3月に開発しています。このジェネレーターに関しては直径が7mあり重量は150トン。仕様によると直径150mの回転翼が搭載されることになるとしています。

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ハワイ州における電力割合は2011年現在石油・石炭による火力発電が87%となっており、所謂再生可能エネルギーによる発電は10%程度でした。化石燃料による発電について全体の74%を占めている石油による火力発電となっており電気代が原油価格に左右される結果となり、ハワイは全米の平均よりも3.5倍も高いという問題を抱えていました。