
米軍における次世代ヘリコプター導入計画について、現在2社が選定の対象となっているのですがそのうちベル・ヘリコプターの「Bell V-280 Valor」について最新の情報が報じられています。
Joint Multi-Role Technology Demonstrator program(次世代垂直離着陸機開発計画)として米軍陸軍が進めているのは2030年頃に実戦配備を目指す次世代ヘリコプターです。現在、開発を進めているのはシコルスキー・エアクラフト及びボーイングのS-97 RAIDER、そしてベル・ヘリコプターのBell V-280 Valorです。現在このどちらかがブラックホークでお馴染みのUH-60の後継機となる予定です。
Bell Advances Next Generation Tiltrotor Development | Defense News: Aviation International News
先日、イギリスで開催されたファーンボロ・エアーショーにてV-280のモックアップが公開されました。いずれもモックアップになります。

Photo:Farnborough 2016
▼コックピット

Photo:ainonline.com
比較としてAUSA 2014(米国陸軍協会 2014)で展示されていたV-280のコックピット

V-280の外見に関しては特に変更はされていないのですが、コックピット特にディスプレイ部分に変更が加えられています。過去のモックアップでは機体の姿勢等を示す計器類等が別々に表示されていたものの、最新のものでは一体化した大型ディスプレイに一括表示するというゲームセンターのようなコックピットになりました。
また操縦席の中央にある細々とした装置もすべて取り外され一つのタッチパネルディスプレイに収めるなど、類を見ないほどタッチパネル化したコックピットが導入された機体となる予定のようです。
V-280はティルトローターを採用した垂直離着陸機で巡航速度520km/h、最高速度560km/h、最大飛行距離3,900km、戦闘行動範囲930~1500kmとなっておりUH-60と比べ飛行速度は250km/h速く、最大飛行距離も1,700km遠くを飛行できるという特徴があります。
導入コストは現在20億円程度としており翼や回転翼を折りたたむ構造にはなっておらずオスプレイで有名なV-22と比べ安価な航空機となっています。
V-280は現在2017年9月の初飛行に向け試作機の開発が進められています。


Bell Advances Next Generation Tiltrotor Development | Defense News: Aviation International News
先日、イギリスで開催されたファーンボロ・エアーショーにてV-280のモックアップが公開されました。いずれもモックアップになります。

Photo:Farnborough 2016
▼コックピット

Photo:ainonline.com
比較としてAUSA 2014(米国陸軍協会 2014)で展示されていたV-280のコックピット

V-280の外見に関しては特に変更はされていないのですが、コックピット特にディスプレイ部分に変更が加えられています。過去のモックアップでは機体の姿勢等を示す計器類等が別々に表示されていたものの、最新のものでは一体化した大型ディスプレイに一括表示するというゲームセンターのようなコックピットになりました。
また操縦席の中央にある細々とした装置もすべて取り外され一つのタッチパネルディスプレイに収めるなど、類を見ないほどタッチパネル化したコックピットが導入された機体となる予定のようです。
V-280はティルトローターを採用した垂直離着陸機で巡航速度520km/h、最高速度560km/h、最大飛行距離3,900km、戦闘行動範囲930~1500kmとなっておりUH-60と比べ飛行速度は250km/h速く、最大飛行距離も1,700km遠くを飛行できるという特徴があります。
導入コストは現在20億円程度としており翼や回転翼を折りたたむ構造にはなっておらずオスプレイで有名なV-22と比べ安価な航空機となっています。
V-280は現在2017年9月の初飛行に向け試作機の開発が進められています。

