26DMU

2020年代末を目標に配備計画が進められているF-3という国産のステルス戦闘機。この開発にあたって国内技術で開発するのかそれとも海外、特にアメリカの技術も取り入れ開発するのかは決定していないのですが米航空大手ボーイングから共同開発の提案があったと報じられています。

【ロンドン=花房良祐】米ボーイングが日本政府と三菱重工業に対し、航空自衛隊のF2戦闘機の後継機について、ステルス戦闘機の共同開発を提案していることが分かった。英国の航空展示会「ファンボロー国際航空ショー」でもボーイングは日本側とF2後継機について協議した。

日本経済新聞
日本経済新聞によると、防衛装備庁が今年6月に“F-2後継機の購入で情報提供企業を募集”をした時に実はボーイングから応募があったといいます。具体的な提案内容は明らかになっていないものの「共同開発の可能性について日本政府や三菱重工業と話した」としており、「日本が米国の技術を望むなら日米の政府協議を早期に始める必要がある」という内容の説明をしていたといいます。
これはセンサーなど最新技術に関して海外への移転が認められておらず米議会の承認が必要があるため仮に共同開発でそのような技術導入を考えているのであれば今から行わないと開発計画に遅れが出るということの意味で間違いないと考えられます。

ボーイングにおける軍事技術といえば例えばB-2のような大型ステルス爆撃機やB-52、航空自衛隊の主力戦闘機となっているF-15がある他、米空母艦載機としてF/A-18E/Fが有名です(F-15、F/A-18E/Fに関しては正しくは現ボーイングのマクダネル・ダグラス)。
ただ一方で戦闘機サイズのステルス機に関して何か技術はあるのかというと、統合打撃戦闘機計画として最終的にF-35が採用され不採用となったX-32を開発していたことがあります。

▼X-32
X-32

他にはバード・オブ・プレイという試験機やX-36という無人の戦闘機機動研究機(スケールモデル、マクドネル・ダグラス)、また無人戦闘航空機としてX-45シリーズがあるもののノースロップ・グラマンのX-47が採用され開発を中止しています。
世界初の量産型ステルス戦闘機となったF-22はロッキード・マーティンを中心としたジェネラル・ダイナミクス、ボーイングの三社による共同生産をしており後胴部と主翼を生産してしていた他、F-22に敗れたYF-23に関してはノースロップ・グラマンとマクドネル・ダグラスが共同で開発していました。

▼YF-23
YF-23

F-3に関しては共同開発にするのか否かは2018年度にも決まるとしています。また重要なエンジンに関しては国産化する目処が経っているとも報じられており、共同開発となったとしても主要な部分は国産になる可能性が高いと考えられます。