GTX1060

今月7日、半導体大手NVIDIAから発表されたのはPC向けグラフィックボードGeForceシリーズの新作『GTX 1060』です。なんと価格は日本円で3万円台にも関わらず過去に販売されたハイエンド機種に匹敵する性能があるとして早くも注目を集めつつあります。

今月19日、アメリカを中心に販売が開始されたのはNVIDIA製GeForce GTX 1060というGPUです。GPUとは主に3Dゲームを処理する上で最重要となるハードウェアになるのですが、最近は動画変換やなどGPU性能を活かした処理が行われる場合もあります。
今回新発売となったのは同社新シリーズでは最も安価で性能も低い機種なのですが、現在販売されているハイエンド機種『GeForce GTX 980』とほぼ同じ性能があり価格も安く、消費電力も低いということが話題となっています。



国内のレビューサイトによると、「GTX 960より消費電力が若干増したのは間違いないが、それでも、GTX 980並みの3Dゲームベンチマークスコアを示すGPUとしては、驚異的なスコアだと言っていいだろう」(参考)、「最新のゲームを存分に楽しみたいと望む多くのPCゲーマーにとって、GeForce GTX 1060はきわめて魅力的な選択肢となりそうだ」(参考)と好評価を得ています。

気になる価格に関して、GTX1060の国内販売は今月20日より開始しており35,000円~39,000円となっています。一方、ほぼおなじ性能というGTX 980が46,800円、GTX 970というクラスでは32,000円となっており今後数ヶ月以内にこの価格帯にも迫ってくることが予想されハイエンド、ミドルクラスはすべてGTX 1060に代わると考えられます。

またGTX 1060は3Dヘッドマウントディスプレイで有名なOculus Riftが推奨GPUとしていたGTX970以上の性能を有していることから、今後新世代の標準的なGPUになっていくと考えられます。(参考)

GTX 1060よりも高性能なGTX 1070そしてGTX 1080も販売されており、こちらも非常にパワフルで低消費電力かつ安いということで既に注目を集めていました。