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蛇口から飲める水が出る日本とは異なり、中国では基本的に生水を飲むことはできません。そのため高級ホテルでは洗面台に無料のペットボトルが置かれている場合があるのですが、水が汚染されていたり意図的に薬品が混入され死亡するケースもあるとしています。

中国の地方紙『華西都市報』によると、四川省成都市のホテルで無料のペットボトルの水を飲んだ男性が病院に運ばれ胃洗浄を受ける事件があったと報じています。

恐怖!ホテルの無料ペットボトルで客に中毒症状、過去には死... - Record China

記事によるとこのホテルは成都市中心部にあるホテルで子供の夏休みを利用し家族で宿泊していたといいます。病院に運ばれた男性は洗面台に置かれている飲水用、または洗面用の無料のペットボトル入の水を口にしたところ間もなく異変を感じたとしています。
男性によると「子供がイタズラして香水を入れたのだろう」と思う程度だったとしているものの、その後気分が悪くなるなど中毒症状を訴えたことから病院に搬送。直ちに胃洗浄が行われたとしています。

その後の調査によると、ペットボトルの中には掃除用の洗剤が混入していることが明らかになりました。ホテル側によると「従業員に落ち度があった」と説明しており、「客室清掃員が持ち運びやすいようにと勝手に空のペットボトルに洗剤を移し、これが未開封のペットボトルと一緒に作業用ワゴンの上に置かれていたことが原因になった」などとしています。

この説明は明らかに嘘であることは間違いないのですが、中国では同様の事故が多発しており過去には死亡事故も発生していることから従業員らが意図的に偽物を置いたり、または薬品を混入しているということは間違いありません。